最新シングル&アルバムから注目曲をピックアップ 押さえておきたいOfficial髭男dismの“現在地”

最新シングル&アルバムから注目曲をピックアップ
押さえておきたいOfficial髭男dismの“現在地”

2022年もとどまるところを知らない、Official髭男dismの快進撃。auスマートパスプレミアムでは、デジタルシングル「Anarchy」をリリースしたばかりのヒゲダンを特集する。昨夏にリリースされた最新アルバム「Editorial」収録曲、そして「Anarchy」から見えてくる“ヒゲダンの現在地”とは? ピックアップした10曲の楽曲解説とともに、ヒット曲を生み出し続けるバンドの魅力を深掘りしよう。

文 / 森朋之

■auスマートパスプレミアム Official髭男dism配信概要

内容:auスマートパスプレミアムでは、本特集で紹介されている10曲を含むOfficial髭男dismの全楽曲を配信中。新曲「Anarchy」はもちろん、昨年リリースのアルバム「Editorial」の楽曲など、様々な楽曲を楽しもう。
対象者:auスマートパスプレミアム会員 / うたパス会員

「アポトーシス」(2021年)

アルバム「Editorial」のリード曲。“さよなら”はいつか必ず訪れるし、愛する人ともずっと一緒にはいられない。そんな運命を受け入れながら、“その時”が来るまで希望を持って生きていたいーー。「生命維持のために、あらかじめプログラムされている細胞の死」を意味するアポトーシスという言葉をタイトルに冠したこの曲には、藤原聡(Vo, Piano)が抱えるリアルな心情が反映されている。特にファルセットを交えた「水滴の付いた命が今日を終える」というフレーズには強く心を揺さぶられるはず。エレクトロ、R&Bなどを融合させたサウンドメイク、緻密に組み立てられたギターフレーズなど、繊細にして壮大なアレンジも素晴らしい。

「I LOVE...」(2020年)

TBS系ドラマ「恋はつづくよどこまでも」の主題歌としても話題を集めたシングル曲。華やかなホーンセクションの音で幕を開け、最新のオルタナR&B経由でレイドバックしたトラック、「高まる愛の中 変わる心情の中」というフレーズで始まる開放的なサビが印象的なヒットチューンだ。起伏に富んだメロディライン、少しずつ変化していくビート、ゴスペル的なコーラスなどが、独創的な音楽世界へと誘ってくれる。軸になっているのはもちろん、藤原のボーカル。斬新なアイデアをたっぷりと導入しながらも、誰もが楽しめるポップスに仕上がっているのは、感情豊かな彼の歌唱表現によるところが大きい。

「フィラメント」(2021年)

藤原と松浦匡希(Dr)が初めて共作した楽曲。トラックの基調となっているのは、シンプルな四つ打ちと、ディレイをかけた煌びやかなギターフレーズだ。抑制を効かせたストレートなメロディが一転してサビに入った瞬間に大きく解き放たれる構成には、松浦のアイデアもふんだんに反映されている。メンバー同士のケミストリーが最高の形で結実した楽曲と言えるだろう。「光を探せ 掴め」とリスナーを鼓舞する歌詞も印象的。人目を気にすることなく、自らの好奇心と情熱に従いながら、好きなことをどんどん突き詰めていきたい。この歌に込められた前向きなメッセージは、先が見えない時代を生きる我々に大きな勇気を与えてくれる。

「Cry Baby」(2021年)

テレビアニメ「東京リベンジャーズ」の主題歌。勇壮なマーチングのリズム、それに続く「胸ぐらを掴まれて 強烈なパンチを喰らってよろけて」という鮮烈なフレーズで始まるパワフルな1曲だ。何度も転調を繰り返しながら展開する旋律や、激しさ、切なさ、希望、絶望など色とりどりの感情を音で描き出すアレンジを含め、ヒゲダンの音楽性の高さ、新しいサウンドにトライする姿勢が強く現れた楽曲と言えるだろう。「土砂降りの夜に 誓ったリベンジ」など「東京リベンジャーズ」のストーリーに寄り沿いながらも“何度失敗しても、また挑戦すればいい”という思いを込めた歌詞、アグレッシブさを感じさせる歌声も強く心に残る。

「みどりの雨避け」(2021年)

楢﨑誠(B, Sax)が作詞作曲を手がけたアコースティックな手触りの楽曲。郷愁的なメロディとともに描かれるのは、幼き日々を過ごした故郷の風景、そして、シングルモルトのウイスキーをバーで飲む“僕”。子供の頃を思い返し、センチメンタルな気分に浸りながらも、変わりゆく時代の中で生きていく決意を滲ませる大人のポップナンバーだ。アコースティックギター、バイオリンなどを交えたオーガニックな音像も絶品。生楽器の響きを生かしたアンサンブル、歌詞の世界を際立たせる演奏、リスナーに語りかけるようなボーカルからは、ヒゲダンの音楽的な成熟ぶりが伝わってくる。

「ペンディング・マシーン」(2021年)

1970年代後半のオーセンティックなファンク、現代的なエレクトロサウンドを融合させたトラックが気持ちいいダンサブルなナンバー。シンプルなコード進行、ループするベースラインの中で起伏の富んだ旋律を描き出すこの曲を聴けば、藤原のメロディメイカーとしての才能を再確認できるはず。ルーツミュージックを血肉化し、新しいポップソングに結び付ける技術も素晴らしい。歌詞のテーマはSNSで飛び交う、ときに無責任な言葉に対する思い。「はい 分かったからもう黙って 疲れてるから休まして」というストレートな思いをポップに昇華できるセンスもまた、このバンドの大きな魅力だろう。

「Bedroom Talk」(2021年)

小笹大輔(G)が作詞作曲を担当、共同アレンジャーにmabanua(Ovall)を招いたネオソウル系の楽曲。大胆にレイドバックしたビート、厚みのあるベースライン、洗練されたコード構成など、現行のブラックミュージックの香りをたっぷりと注いだ奥深いナンバーに仕上がっている。歌のメロディと絡みながら、楽曲全体にシックな色合いを加えているギタープレイも聴きどころだろう。ベッドルームの1人の時間をテーマに、「僕は一抜けた やっと見つけた静けさ」と心地よいライムを踏む歌詞も魅力的。ソングライティング、サウンドメイクの両面で、小笹の創造性が存分に発揮された1曲だ。

「Laughter」(2020年)

ドラマティックにして繊細なボーカルラインが聴く者の心を打つミディアムバラード。骨太なバンドサウンドにクラシカルな弦楽器を融合させ、壮大な世界観を演出している。藤原の歌声は曲が進むにつれてエモーションの度合いを高め、エンディングに向けて圧倒的なカタルシスを生み出している。自分にとっての正しさを信じ、真摯に自らの道を歩む姿を映し出す歌詞も感動的。そこには間違いなく、ヒゲダンのメンバー自身の思いも色濃く投影されているはず。ラストの「自分自身の勝利を告げるための歌」というフレーズが示す通り、彼らのライブでも最大級のアンセムとして支持されている。映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の主題歌。

「Universe」(2021年)

映画「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」主題歌。コンソールピアノのフレーズで始まり、古きよきソウルミュージックを最新のポップミュージックに直結させる意匠は、まさにヒゲダンの真骨頂と言えよう。豊かなグルーヴをたたえたバンドサウンドと華やかなホーンセクションのバランスも絶妙だ。歌詞の軸になっているのは、どれほど考えても答えが見つからない“自分らしさ”や“人生”。自分は何者なのか、どんな人生を進むべきなのかを考え続ける人々に対して、この曲は“そのままでいい”と肩を抱いてくれる。それを象徴しているのが、「彷徨ってないで こっちへおいで 今日は帰ろう」というフレーズだろう。

「Anarchy」(2022年)

映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」主題歌として書き下ろされた最新曲。しなやかさ、凛とした強さを共存させたベースライン、重厚感と疾走感を同時に放つビート、鋭利なギターフレーズとともに描かれるのは、「Anarchy」(無政府状態)という曲名通り、混迷する現代社会と人々の荒涼とした心象。アグレッシブな音像、生々しい状況をストレートに描いた歌詞などは、ヒゲダンの新機軸と言っていいだろう。「どうかしてる 浮き足立った心が煙を上げる」とインパクトのあるフレーズをまっすぐに響かせるボーカルも極めて強烈。同じスタイルにこだわらず、常に新しい表現に挑む姿勢もまた、このバンドの武器なのだと思う。

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