40年ぶりに復活!名曲から新曲までABBAの軌跡を振り返る

40年ぶりに復活!
名曲から新曲までABBAの軌跡を振り返る

スウェーデン出身の伝説的ボーカルグループ・ABBAが、新曲、そして40年ぶりのニューアルバム「ヴォヤージ」をリリースし劇的な復活を果たしました。1983年に活動休止した彼らが再始動をアナウンスしたのは2018年のこと。アンニ=フリッド(フリーダ)、アグネタ、ベニー、ビョルンのオリジナルメンバー4人は今も健在で、最高に信頼すべきミュージシャン同士として再び結集しました。
ABBA楽曲をふんだんに使いミュージカルと映画の両方で大成功を収めた「マンマ・ミーア!」で、「ダンシング・クイーン」をはじめとする数々のヒット曲に再び脚光が当たったことも記憶に新しいですが、折しも世界中がコロナ禍に苦しんだ2021年において、彼らの新作はまるでオーロラのように世界を照らすことでしょう。2022年にはアバターを駆使したバーチャルでの世界ツアーも予定されているとのこと。auスマートパスプレミアムでは、ABBAの軌跡を振り返る特集を2度にわたって展開。第1回ではその名曲の数々、そして新曲について背景や魅力を紹介します。

文 / 松永良平

ドント・シャット・ミー・ダウン
(Don't Shut Me Down / 2021年)

40年ぶりのニューアルバムから先行リリースされた、復活を飾る新曲。2021年9月3日に配信リリースされるやいなや、自国スウェーデン、スイス、ヨーロッパ全域のデジタルチャートで首位を獲得。名曲「ダンシング・クイーン」(1976年)の持つ華やかなディスコムードを、彼らが活動していなかった80年代を感じさせるデジタル感でアップデートして現代に届けました。冒頭からアグネタの変わらない歌声にときめいた世代も多いはず。“ABBAと共に歩んでいた時代の続き”を当時からのファンに感じさせただけでなく、ABBAのサウンドが持っていたおおらかさと透明感を新たに伝える最高のリスタート曲になっています。

アイ・スティル・ハヴ・フェイス・イン・ユー
(I Still Have Faith In You / 2021年)

「ドント・シャット・ミー・ダウン」と同日リリースされたもう1つの復活シングル曲。フリーダの愛称で親しまれるアンニ=フリッドをリードシンガーとして起用した荘厳なバラードです。スウェーデンのチャートでは2位(「ドント・シャット・ミー・ダウン」とのワンツーフィニッシュ)を記録。ドイツやニュージーランドでもトップ10入りし、ABBAのバラード人気の根強さを感じさせました。ミュージックビデオでは今後予定されているツアーのアイコンとなるアバター(ABBAtars)が公開されています。

恋のウォータールー
(Waterloo / 1974年)

シンガーソングライターデュオ、“ビョルン&ベニー”として1972年の「世界歌謡祭」に出演するなど、すでに実力を認められていた2人が、自分たちの楽曲をより広くアピールするために、それぞれソロで活躍していたアグネタとフリーダをシンガーとしてスカウトしたのがABBAの始まり。ヨーロッパ最大の音楽祭である「ユーロビジョン・コンテスト」で1974年に最優秀賞を獲得したこの曲が、ハッピーな力強さで全ヨーロッパのチャートを総なめ。さらにアメリカでも最高6位を記録し、彼らの世界進出の足掛かりとなりました。

マンマ・ミーア
(Mamma Mia / 1975年)

ご存じ、ミュージカル / 映画「マンマ・ミーア」のタイトル曲。3rdアルバム「ABBA」(1975年)の収録曲の中でスウェーデンでヒットしたのは「ソー・ロング」のほうでしたが、イギリスやドイツなどではこの曲がグループにとって2曲目のナンバー1となりました。しかしながら当時より今のほうがはるかに有名でしょう。イタリア語で「なんてこった!」を意味するタイトルといい、エキゾチックなイントロから軽快に進む楽曲の持つ陽気な大騒ぎのイメージといい、ABBAのハーモニーの軽やかな魅力を増大させました。

ダンシング・クイーン
(Dancing Queen / 1976年)

まさしく全世界を席巻した特大のヒット曲。全ヨーロッパ、アメリカ、そして日本でも知らない人がいないほどの流行となりました。当時全世界で起きていたディスコブームを意識しながらも、ヨーロッパ的なエレガンスと、アグネタ&フリーダのハーモニーをしっかりと全面に出し、単にディスコで受けるノリノリなダンスミュージックとして消費されてしまうことを回避。ドラァグクイーンなどLGBTカルチャーから強く支持されたことも、ABBAのサウンドの強い個性となっていきました。

マネー、マネー、マネー
(Money Money Money / 1976年)

「ダンシング・クイーン」に続くシングル。「お金、お金、お金」とシンプルに連呼する強烈なサビは、お金に振り回される社会を痛烈に風刺したものでした。ドイツ、オランダなどでナンバー1を獲得。近年は日本のバラエティ番組でもBGMとしてよく使用されました。ABBAが確立したとも言えるシンプルなフレーズをサビで連呼して曲を印象付けるスタイルは、この時代に多くデビューしたヨーロッパのガールズグループや、日本のピンク・レディーなどの曲作りにも大きな影響を与えています。

チキチータ
(Chiquitita / 1979年)

「マンマ・ミーア」はイタリア語でしたが、この「チキチータ」はスペイン語で、“小さくてかわいい女の子”という意味。スパニッシュギターのイントロなど南米マーケットを意識したアレンジが施されています。泣いているかわいそうな女の子を励ます歌詞で、おおらかな優しさを感じさせるメロディラインがとても印象的。日本では2001年に放映されたドラマ「ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ」のテーマ曲として使われ、話題を呼びました(なお1975年のヒット曲「SOS」も同ドラマ内で使用されています)。

ギミー!ギミー!ギミー!
(Gimme! Gimme! Gimme! / 1979年)

ABBAにとって2枚目のベストアルバム「Greatest Hits Vol.2」に新曲として収録された楽曲。当時最新型のディスコミュージックをABBA流に解釈した前のめりなダンスビートとめくるめくように展開するメロディの融合がウケて、ヨーロッパ各国で大ヒット。日本でも「ダンシング・クイーン」以上の成績を残しました。80年代に大流行するユーロビートの先駆けのひとつと言っても過言ではありません。マドンナは2005年の大ヒット「Hung Up」でこの曲のビートをサンプリングしています。

ザ・ウィナー
(The Winner Takes All / 1980年)

1980年代を迎えたABBAにとって最初の大ヒット曲。イギリスをはじめ各国でナンバー1を獲得しました。しっとりとしたピアノをバックに歌い出したアグネタの声が、アップテンポのビートとともに徐々に熱を帯びてゆく展開がとてもドラマチック。恋人たちの別れを歌った歌詞はフランスのシャンソンにあるような物語性を感じさせます。

ワン・オブ・アス
(One Of Us / 1981年)

活動休止前のラストアルバム「ザ・ヴィジターズ」からの1stシングル。翌々年に活動休止を控える彼らの心境が、“私たち1人ひとり”という曲名にも込められています。もともとABBAというグループ名自体には、4人の頭文字を並べたらこうなったという由来が。たとえ別々の道を歩むことになっても、この4人以外での再結成はあり得ない。切ない曲ではありますが、いつの日か未来での再会をと40年前に約束を交わした曲だったのかもしれません。

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